臨床研究「猫ひっかき病に伴う眼病変の臨床像に関する検討」のお願い
「猫ひっかき病に伴う眼病変の臨床像に関する検討」に関する研究
1.研究の対象
高知大学眼科外来に2010年4月1日から2015年11月30日までに受診した眼病変を有し、猫ひっかき病(血液検査においてバルトネラ・ヘンセラ菌抗体が陽性)の方が対象となります。
2.研究目的・方法
◆ 研究の目的
猫ひっかき病は、細菌(バルトネラ・ヘンセラ菌)の感染によってリンパ節腫脹、発熱、風邪様症状などを引き起こす病気です。重症になると肝臓,骨,心臓,脳などにも炎症が生じます。また眼の視神経や網膜にも炎症が生じる事もあります。
視神経網膜炎は猫ひっかき病の約1%に生じるとされ、比較的稀な疾患であるため、未だ標準的な治療法も確立されておらず、視機能が不良なまま改善しない事もあります。そこで本研究の目的は、当科で治療しました猫ひっかき病の視神経網膜炎の患者さんからその臨床経過を検討し、臨床的特徴や視力が不良な症例に特徴が見られるかどうか検討します。
◆ 研究の方法
カルテ記録から、年齢・病歴・眼科検査結果・血液検査結果・治療方法などを調査・分析します。
研究期間 平成27年12月9日〜平成30年3月31日
◆ 個人情報の取り扱いについて
個人情報の取り扱いには十分配慮し,外部に漏れないよう厳重に管理を行います。個人情報を保護するため,個人情報管理者が被験者ごとに番号を付けて、資料の取り扱い時にはこの番号を用い、氏名等は使用しません。また、あなたとこの番号とを結びつける対応表は,鍵のかかる場所で厳重に保管します。
あなたの情報を本研究に登録したくない場合は、下記連絡先までご連絡ください。既に論文等で研究成果が公表された後に、登録の撤回を申し出た場合は削除できない可能性もあります。
3.研究に用いる試料・情報の種類
情報:年齢・性別・病歴・治療歴・眼科検査結果・血液検査結果・カルテ番号 等
4.外部への試料・情報の提供
外部への資料・情報の提供はありません。
5.研究組織
幡多けんみん病院 橘 壽人
町田病院 卜部 公章
6.お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
<照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先>
〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮 高知大学医学部附属病院眼科
電話番号:088-880-2638
研究責任者:福田 憲
研究代表者:高知大学医学部眼科学講座 福田 憲